信じる声が響く場所へ

信じる声が響く場所へ 1st series|Rahab’s shadow is Sister Moka

誰もが一度は、心のどこかで思うことがある。
「もっと良い世界が、どこかにあるんじゃないか」と。

目の前の現実は、時に荒く、重たく、そして冷たい。
けれど、それだけが全てではないと、私たちは知っている。
遠く、まだ見ぬ場所に、きっと存在している。
もっと自由で、優しくて、光に満ちた場所が。

この詩は、そんな小さな信じる心から生まれた。
「A BETTER WORLD IS OUT THERE, I BELIEVE
CLEAR SINGING IS RINGING」

どこかで誰かが、澄んだ声で歌っている。
それは、目に見えないけれど確かに届く。
一人ひとりの胸に小さな共鳴を生み、孤独を打ち消していく。

小さな歌声、小さな希望。
それらが積み重なり、やがて大きな力になる。
世界はすぐには変わらない。
だけど、信じ続けること、歌い続けること、願い続けることで、
少しずつ、確かに、世界の色が変わっていく。

この言葉たちは、単なる願望ではない。
現実に負けない、静かな意志だ。
行動する勇気をくれる、見えない地図のようなものだ。

たとえ傷つき、倒れても、
心の中で誰かの歌声を思い出せるなら、また立ち上がれる。

そして、また誰かのために、
小さな歌を紡いでいけるだろう。

この世界のどこかには、まだ見ぬ「良い世界」が確かにある。
私たちはそれを信じて進んでいく。
透明な声が響く、その場所を目指して。

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